7065ユーピーアール

決算シーズンですが、物流効率化のセクターが非常に強いので、その中でも特に強いパレット会社について書きます。
そもそも前提として、物流業界は長年にわたる多重下請け構造や、2024年からのドライバーの残業時間規制による人手不足が問題となっています。



いよいよ本格的に、どうにかせなあかんという動きが2社の決算から読み取れます。
まずはチャートから。
両社とも決算発表を起点に上昇トレンドへ。日経平均と比べても異常な強さを保っています。
チャート比較

もう少し長い期間を見てみると、上場後の盛り上がりからずっと下降トレンドとなっていて、直近に動意づいたのが分かります。いかにもこれから上昇トレンドになりそうな形です。


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以下が、UPRと日本パレットプールの上方修正の開示で、レンタルパレットが好調であることが分かります。

上方修正



2社とも時価総額は小さく、今年を代表する会社(テーマ)になるかもしれません。
会社比較

時価総額こそ違えど、輸送用パレットや機器レンタルなど、ほぼ同業であるのに
PERの差が5倍近くあります。
今回は資料がより豊富な(これが理由?)ユーピーアールについて。
上値は、まだまだ相対的に評価されていない日本パレットの方が、ある気もしますが、先導株、モメンタムがより強い方がよいと思うからです。


ユーピーアールは、ウベパレット株式会社とレンタルリーシング株式会社の2社が合併して、設立は2007年で社歴は長いですが、上場自体は2019年で比較的最近の上場となります。
同社の主軸の事業モデルは保管用/輸送用パレットのレンタル。ばら積みするより効率的に荷物の積載ができます。
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2023/8月期1Q発表が1/13にあり、いきなりの通期上方修正がありました。
理由を見ていくと、同社のメインセグメントであるパレットのレンタル、販売が順調なようで、ようやく本格的にフォローの風をエンジョイできるタイミングになったようです。
上方修正の内容を読み解くと、まずは上期の売上7,150百万円、営利475百万円ということで、2Qの会社予想値は売上3,402百万円、営利1,123百万円(営業利益率33%)といっています。
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決算説明資料から、ばらつきは多少あるものの、季節性は特になく、おおむね上期×2としてもよさそう。
とすると、上期予想×2=14,300百万円となり、会社発表値はかなり達成確度が高いと推察できます。

この会社の予想数値の出し方として、コロナの特殊要因を除けば、基本的に保守的に堅い数字を出しているという
印象があります。なので、足元の好調な流れが今後も続くようだと、再度の上方修正の可能性があります。
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また、中期経営計画を策定しており、2022/10/14に下方修正を行っています。
この時点では、ちょうどウクライナ戦争やチャイナリスクが顕著で保守的な予想とせざるを得ない状況だったようです。

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過去の実績と2024問題の観点から、会社目標値の達成確度はかなり高いかと思います。
上場後PER水準でいうと50倍近く評価された時期もありますが、現在の20倍程度が適正水準?

会社計画から計算するに2025/8期のEPSが161円程度、PER20倍なら3,229円(上値余地64%)くらいが妥当でしょうか。





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